世界初の蝋燭っていつ発明されたかご存知ですか?

ローソクの定義は「蝋等の固形の燃料に綿糸や紙等でできた芯を埋め込んだもので、芯に火を点して灯りとして用いる物」とします。

正解は・・・ ミノス文明時代 と言われています。 いつやねんそれ!?

と思われた方も多いと思いますが、紀元前3000年頃、ギリシャ文明の元になった神話の島であるクレタ島で燭台が発見されこの頃には存在していたと考えられます。今から5,000年前には存在していた・・・と考える凄い歴史ですね!) 地中海にある小さい島ですね。

また紀元前1300年代のツタンカーメン王の墓から4個の燭台(写真)が発見されてて、古代ローマの博物学者プリニウスはその著書「博物誌」の中で、紀元前3世紀年頃のエジプトで蜜蝋をパピルス草や藁(わら)を束ねたものに塗ったローソクを寺院で使用したと記しています。

同じ紀元前3〜4世紀エルトニア(紀元前6世紀ローマ近辺に建国)の遺跡であるゴリニー一世の墓の壁画(右の画)には実際のローソク(円内)が描かれている最古のものとされています。

一方、東洋では中国の戦国末期(紀元前3世紀頃)のものと認められる河南省洛陽県金村の墳墓から青銅製の燭台が発掘されています。

これが現在では東洋における最古の証拠とされています。

世界における蝋燭の歴史を学んだあとは 日本における蝋燭の歴史に続きます。

※資料 全日本ローソク工業会より提供

続く